MKSアーカイブに、2001年8月に執筆した建設業の構造改革に関するコラムを再掲載した。「週刊ダイヤモンド」6月5日号でも、専門工事業者の悲惨な状況が紹介されていたが、先日話を聞いた専門工事業の社長からも「手形を乱発するゼネコンなんて、もう必要ない!」との激しい怒りをぶつけられた。その時に、ふと10年前に執筆したコラムを思い出して読んでもらったら、「全く君の言う通りだ。しかも、10年前よりも状況はますます酷くなっている」と嘆いた。
10年経っても、建設業は何も変わらず、事態はますます酷くなっている。まさに日本経済の地盤沈下を映し出しているかのようである。
・【建設】建設業が進めるべき産業構造改革に関する一考察―私見・ゼネコン再編論から(2001-08-10)