2020年の東京五輪のメーン会場となる新国立競技場の新築工事が現行計画から大幅に見直されるようだ。先月18日に行われた下村博文文部科学相と舛添要一東京都知事の会談で、屋根を架けると工期が間に合わず、工事費も予算を大きくオーバーするとして東京都に費用負担を求める事態となった。
発注者である日本スポーツ振興センター(JSC)が新国立競技場の基本構想国際デザイン競技を開催したのは、3年前の12年7月のこと。9月に46作品の応募があり、11月にはイラン人女性建築家のザハ・ハディド氏を最優秀に選出。13年5月に基本設計条件をまとめ、14年5月には基本設計が完了した。それから1年間は実施設計を行っていたはずだが、今になって大幅な計画見直しが必要というのは何とも不可思議な話だ。(続きはSankeiBizで)