新国立競技場の建設計画が7月17日の安倍晋三首相による正式表明で白紙撤回になった。6月5日付の「高論卓説」で新国立競技場問題を取り上げ「発注能力の欠如」という視点から「まずはPM(発注責任者)を交代させて仕切り直しすることが不可欠だろう」と書いたが、国民の納得を得られない以上は白紙撤回も仕方がないところだ。
実は嫌な予感はあった。新国立競技場の国際コンペで建築家、ザハ・ハディド氏の作品が最優秀賞に選ばれた直後の2012年暮れに、大手ゼネコンの建築設計担当役員からこんな話を聞いていたからだ。・・・(続きはSankeiBizで)